日刊スポーツ新聞社制定「第36回オートレース年間三賞」表彰式が、28日に東京都内のホテルで開催された。新型コロナウイルス感染症対策の影響で昨年まで中止となっていたが、今年はファンを招待して4年ぶりに式典が行われた。敢闘賞は長田稚也(23=飯塚)が初受賞した。

デビュー5年未満の選手が選考対象となる敢闘賞。将来の西日本地区エース候補として期待される、34期生の長田稚也が初受賞した。「まさか、自分がこのような賞をもらえるとは思っていなかった。表彰式は初めての経験なので、緊張しています。オーダーメードのスーツを着て、張り切ってきました」。23歳の好青年は、満面の笑みで喜びを口にした。「昨年は自分の想像以上の成績を残せた。年末のSSトライアル戦では自分の足りない部分が分かった。今年は、もっと成長したいです」。

休日は、先輩たちのレースを見て参考にしている。特に同じグループの荒尾聡の走りからも学んでいる。「今日この会場に来ている有吉辰也さんも尊敬しています。大きなけがを乗り越えて、一線級で活躍している姿はすごいと思います」。無限の可能性を秘める若武者の、新たな挑戦が始まる。

◆サイン色紙を10人にプレゼント 第36回オートレース年間三賞を受賞した4選手の寄せ書きサイン色紙を10人にプレゼント。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒104・8055(住所不要)日刊スポーツ新聞社広告「オートレース三賞サイン色紙」係まで。3月12日必着。当せん者の発表は発送を持って代えます。応募は1人1枚でお願いします。

◆木戸寛JKA会長 オートレース業界としては能登半島地震で被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。オートレースの組織を通じて一刻も早い復興に協力させていただきます。昨年大活躍された選手が今年一年、健康でけがなく、活躍されることを祈っております。

◆高田誠日刊スポーツ新聞社代表取締役社長 オートレースの魅力はスピードと爆音。官能的でスリルに満ちた世界で活躍された方々、各賞受賞おめでとうございます。私たちはレースの感動、デジタルサイトでの直前予想、読者・ユーザーのためになる情報をお伝えしてまいります。