船岡洋一郎(37=広島)がただ1人の連勝発進を決めた。5Rはスタートでやや後れを取ったが、空いた内を冷静に差し抜け1着。11Rはインから逃げ切った。それでも、本人の表情は険しく「ちょっと違和感がある」とぽつり。「ターンで最初の舟の向きや、細かいところで気になるところがある」と、手放しで喜べない様子だった。

この日は5R後から終始舟の上で過ごし、何度もエンジンの回転を確認した。先を見据えた調整で、今シリーズのタイトル「多摩川巧者」の称号をつかみにいく。