昨季J1と天皇杯の2冠を果たした川崎フロンターレがリーグ2位のガンバ大阪に3-2で競り勝ち、2年ぶり2度目の優勝を果たした。2-2の後半ロスタイムに途中出場のFW小林悠(33)が決勝点を挙げた。

富士ゼロックス・スーパー杯で後半ロスタイムに勝ち越し点は、98年の磐田戦で鹿島DF相馬直樹が1-1の後半47分(記録上は後半44分)にマークして以来、23年ぶり2度目の劇的なゴールとなった。

また、小林の33歳4カ月28日でゴールは同杯で歴代4位の年長得点記録。クラブJ1歴代最多120得点のストライカーの決定力は今年も健在だ。

◆富士ゼロックス・スーパー杯の年長得点記録

35歳8カ月1日 大久保嘉人(川崎F)18年

33歳11カ月8日 佐藤寿人(広島)16年

33歳11カ月4日 マルキーニョス(鹿島)10年

33歳4カ月28日 小林悠(川崎F)21年

33歳3カ月25日 パトリック(G大阪)21年

33歳3カ月15日 ジョルジ・ワグネル(柏)12年

なお、今年はG大阪の33歳FWパトリックも1-2の後半22分に同点PKを決めている。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)