ガンバ大阪の特別指定選手、FW山見大登(ひろと、21)が、J1デビュー戦で決勝点を挙げた。0-0の後半31分に途中出場すると、その6分後の同37分に左足で初ゴール。22年シーズンの入団が内定している関学大のストライカーが、あいさつ代わりの一発でチームに3試合ぶりの勝ち点3をもたらした。

特別指定選手のJ1デビュー戦ゴールは史上5人目。東京五輪で活躍したFW林大地(当時鳥栖)が19年8月11日のC大阪戦で記録して以来となった。ピッチに立ってから6分でのゴールは、その林がマークした14分を更新する最速記録にもなった。

<特別指定選手のJ1デビュー戦ゴール>

12年 瀬沼優司(筑波大→清水)

13年 松田力(びわこ成蹊スポーツ大→※名古屋)

15年 富樫敬真(関東学院大→横浜)

19年 林大地(大体大→鳥栖)

21年 山見大登(関学大→G大阪)


なお、13年の松田だけがスタメン出場で記録。7月6日の横浜戦(1-1)で前半31分に先制点を挙げた。大分の特別指定選手として登録されてJ1デビュー戦ゴールをマークしたが、14年に名古屋へ入団した。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)