J1が20チームに増える2024年の明治安田Jリーグは2月23日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを紹介します。

「J1GK編」。


■史上3人目の600試合出場

浦和レッズのGK西川周作(37)はJ1歴代5位、現役最多となる通算588試合出場。あと12試合でMF遠藤保仁(672試合)、GK楢崎正剛(631試合)に次ぎ、史上3人目の600試合出場達成となる。遠藤は38歳9カ月、楢崎は39歳5カ月で到達。今年6月に38歳を迎えるベテランGKは順調なら史上最年少での大台達成となりそうだ。

〈J1通算出場数〉(所属は現在およびJ最終)

1位 MF遠藤保仁(磐田)672試合

2位 GK楢崎正剛(名古屋)631試合

3位 DF中沢佑二(横浜)593試合

4位 MF阿部勇樹(浦和)590試合

5位 GK西川周作(浦和)588試合


■史上6人目の150試合連続フル出場

サガン鳥栖のGK朴一圭(34)は、横浜F・マリノスから移籍後初出場だった20年11月3日の名古屋グランパス戦から116試合連続フル出場中。史上6人目の150試合出場にあと34試合となっている。シュートストップだけでなく、最終ラインの背後のスペースを埋める走力とビルドアップ能力を兼ね備えた鉄人GKのプレーは今季も注目だ。

〈同一チームでのJ1連続試合フル出場〉

1位 GK曽ケ端準(鹿島)244試合

2位 GK西川周作(浦和)200試合

3位 GKキム・ジンヒョン(C大阪)181試合

4位 DF中沢佑二(横浜)178試合

5位 GK土肥洋一(東京)159試合


■史上8人目の100完封

川崎フロンターレのGKチョン・ソンリョン(39)はJ1通算240試合に出場し、フル出場して無失点だったGK完封数は91試合を数える。史上8人目の100完封まであと9試合。達成なら外国籍選手ではセレッソ大阪のキム・ジンヒョンに次いで2人目となる。計2万1386分の出場で失点数は236点。39歳になってもそのシュートストップは健在で、90分換算の失点数である「GK防御率」は0・99点を誇る。

〈J1GK無失点試合数〉(所属は現在およびJ最終)

1位 西川周作(浦和)187

2位 曽ケ端準(鹿島)169

3位 楢崎正剛(名古屋)163

4位 東口順昭(G大阪)111

5位 キム・ジンヒョン(C大阪)106

6位 林卓人(広島)102

7位 川口能活(相模原)101

8位 権田修一(清水)95

9位 林彰洋(仙台)93

10位 チョン・ソンリョン(川崎F)91

鳥栖GK朴一圭(2022年5月8日撮影)
鳥栖GK朴一圭(2022年5月8日撮影)
川崎F・GKチョン・ソンリョン(2023年12月9日撮影)
川崎F・GKチョン・ソンリョン(2023年12月9日撮影)