<高校サッカー:富山第一4-0日章学園>◇5日◇準々決勝◇浦和駒場

 鵬翔に続く宮崎県勢2連覇を目指した日章学園は0-4で富山第一に完敗し、初の4強入りを逃した。

 前半21分、意表をつくミドルシュートで先制されると、選手は浮き足だった。その後は富山第一ペース。テンポの速い試合運びに翻弄(ほんろう)され、自慢の豊富な運動量をいかしたコンパクトな組織守備が崩壊。後半もクリアミスなど守備の乱れから2、3点目を失った。4点目もパスカットされ、カウンターから奪われたもの。昨年、高円宮杯U-18プレミアリーグにも参戦した強豪相手に、最後まで攻守の歯車は噛みあわなかった。

 早稲田一男監督(54)は「相手はそつのない、いいチームだった。残念です」と大敗を悔しがった。