2大会ぶりの頂点を目指すC組1位のなでしこジャパン(FIFAランク10位)が、準々決勝でB組2位の北朝鮮(同10位)を2-1で下し、4強入りを決めた。

前半40分にエースFW岩渕真奈(25=INAC神戸)が先制ゴール。後半17分にはMF長谷川唯(21=日テレ)が追加点を挙げ、14年仁川大会の決勝で1-3で敗れた相手をPKの1失点のみに封じた。

高倉麻子監督(50)は1-0の後半スタートから、FW田中に代えてFW菅沢を投入。「FWの収まりが悪かったから、菅沢を入れて起点を作りたかった」と話したとおり、後半17分の追加点は菅沢との連係からMF長谷川が豪快に蹴り込んだ。

指揮官は後半26分のPKでの失点を「かなりいらないファウルでPKを与えてしまって、最後に相手を勢いづけてしまった」と反省。その上で28日に控えるA組1位韓国(同15位)との準決勝に向けて「そこを全員でしのぎきって、勝ちで終われた。選手には自信になったと思うし、もう1つ上のランクでゲームができることを、チームの財産にしたい」とさらなるチーム力向上に期待した。