女子W杯カナダ大会で5日、日本と米国の決勝が行われたバンクーバーのBCプレースに、日本代表のDF鮫島彩、MF田中明日菜(ともにINAC神戸)とDF熊谷紗希(リヨン)の母校、宮城・常盤木学園高女子サッカー部監督で、3人の恩師の阿部由晴さん(52)が1年生部員を連れて駆けつけた。

 試合には鮫島、熊谷が先発出場した。盛り上がるスタンドから見守った阿部さんは「感慨深い。教え子のおかげで、後輩たちに普通はできない経験をさせてあげられる」と喜んだ。部員の飯田百合加(15)は、先輩たちの勇姿に「同じサイドバックで鮫島先輩がお手本。追いつき、追い越せの気持ちで頑張りたい」と目を輝かせた。