FIFAランキング18位の韓国が、同4位と格上のなでしこジャパンを苦しめた。

 前半から攻め込まれる場面が目立ち、後半39分には先制点を献上。それでも1点を追う同42分、相手GKがこぼしたボールをFW鄭楔檳(チョン・ソルビン)が右足で押し込み、勝ち点1を拾った。

 尹徳汝(ユン・ドクヨ)監督は「日本よりフィジカルの準備が整っていた。(韓国の)女子サッカーの可能性は明るい。選手は誰も諦めずに走ってくれた」と満足げな表情で振り返った。

 一方で元INAC神戸のMF池笑然(チ・ソヨン)は、先制機だった後半25分のPKをGK福元に止められた。「なでしこリーグで何度も当たった人だし、心理的に少し(影響が)あったと思う。勝てる試合にしないといけなかった。他の選手に申し訳ない」と悔しげに振り返った。