女子日本代表なでしこジャパンが、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選で敗退し、4大会連続の五輪出場を逃した。日本協会関係者は、佐々木監督が今大会限りで退任すると認めた。

 日本協会の野田朱美女子委員長(46)も退任が濃厚となった。試合後に「突破の可能性がなくなり責任を感じている。女子委員会で検証し、速やかに新たな体制を作りたい。次の監督をどうするかの前に、まず自分たちの整理から始めなければと思う」と、強化責任者としてのケジメともとれる発言をした。

 日本協会・大仁会長は、残念な結果で期待に応えられず、申し訳ない。去年のW杯が準優勝という素晴らしい結果だったので、どうなっちゃったのかなと。今後は新しい体制がスタートする。次の監督は女子委員会が決めることだが、できるだけ早く決めた方がいい。

 日本協会・田嶋副会長は、なでしこ再生など(新会長としてのプラン)は27日に正式に就任してから申し上げたい。今回は敗れたが、W杯の優勝と準優勝、五輪の銀メダルは金字塔でありベースになる。以前シドニー五輪を逃した時より、もっと上のラインから再スタートできると思っている。

 日本協会・上田女子副委員長は、次の代表も方向性は変わらないと思う。良さをもっと出していくだけ。最終予選の前に対外試合を組めなかったのはスケジュールの問題。佐々木監督の作り上げ方を信じてやった。