日本(FIFAランク45位)はシリア(同77位)との国際親善試合を1-1で引き分け、大事な13日のW杯アジア最終予選イラク戦(アウェー)へのテストと位置付けた一戦をスッキリと消化することはできなかった。

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、特に前半の出来に不満をあらわにした。「出場しているのに消えている選手も何人かいた。何人かの選手とは少し厳しく話をしないといけないかもしれない。試合に入り込むことができえていなかったとすれば、問題だ」。

 一方で、多くの選手を入れ替えた後半の出来には、一定の評価を与えた。「後半に入るとまったく違う戦い方だった。ボールが動くようになった。オプションが増えた。後半は相手もフィジカル的に落ちたが、動き、質、チームにいいものをもたしてくれた選手もいた。乾、圭佑(本田)、井手口がいい形で入ってくれた。後半に入ってからは、いつも見せているプレーを出してくれた」などと話した。