日本が失点した場面は、DF吉田麻也(28=サウサンプトン)のボール処理の判断が、明暗を分けた。

 ゴール前の混戦でルーズボールに対し、吉田は相手選手を抑えてGK川島永嗣(34=メッス)に任せた。自らボールを蹴り出すことも可能な場面だったが、結果的に飛び込んできたイラク選手に同点ゴールをたたきこまれた。

 試合後のインタビューでは厳しい表情で「無失点で終えられる試合は少ない。本当に悔しいです。自分たちで、自分たちの首を絞めてしまったので(次戦の)オーストラリアに集中したい」と振り返った。