18年W杯(ワールドカップ)ロシア大会の組み合わせ抽選会がクレムリンで行われ、6大会連続出場の日本はポーランド、コロンビア、セネガルとの1次リーグH組に入った。

 コロンビアは14年ブラジル大会得点王のMFロドリゲスやMFクアドラードら前回の8強メンバーが多く残る。12年から指揮を執るペケルマン監督の下、完成度を高めるチームにおいて、注目されているのが同国代表最多得点記録(28)を持つFWファルカオの復活だ。絶好調だった前回大会前の1月に左膝前十字靱帯(じんたい)を負傷して涙の欠場となった。けがの影響もあり、その後2年は成績を落としたが、昨季は所属するモナコでリーグ戦28試合21得点を挙げ、今季も得点ランク2位の13得点をマーク。「エル・ティグレ(虎)」と呼ばれたかつての姿を取り戻しつつある。

 出場を決めた南米予選の最終戦では4位で迎えたコロンビアが5位ペルーの選手に引き分けを持ち掛けた談合疑惑が報じられるなど、今回も開幕まで動向から目が離せない。