日本代表デビュー戦で初ゴールを挙げたFW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)がマリ戦から一夜明けた24日、ベルギー・リエージュで練習した。途中出場の後半ロスタイムに同点弾を挙げる劇的デビュー戦から一夜明け、1対1など激しい練習でも存在感を発揮。体を張った守備も見せ、GK川島から頭をなでられていた。

 初出場初得点を振り返った中島は「得点のシーンではああいう位置(ペナルティーエリアの中)に居られたことが良かった。ポルトガルでやっている時にも意識している。いいふうに出たし、ここ(代表)にきて良かったことの1つ」と自信を得た。この日の激しい球際の攻防の中での守備は「下がらずに前に出て奪うことを意識している。(練習に)ちょうどいい。自分の成長につながる」とうなずいた。

 次戦は27日のウクライナ戦。経験は浅いが着実に成長を遂げている小柄な164センチのFWは「周りの経験のある選手からアドバイスを聞きながらやっていくことが大事だと思う」と自身の幅を広げていく。