なでしこジャパンが2日、19年女子W杯フランス大会出場権のかかるアジア杯(4月6日開幕、ヨルダン)へ向け、長崎市内で調整した。

 7-1で大勝したガーナとの国際親善試合から一夜明け、高倉麻子監督(49)は「相手の強度もありますけど、ひとつああいうゲームができたというのは選手の中でもスッキリしたものがあるので、そういう意味ではすごくポジティブな雰囲気は流れてるかなと思います」と話した。

 この日はガーナ戦で出場時間の多かった選手はランニングなど軽めのメニューを約1時間こなした。その後、すぐに東京へと移動し、2日夜には決戦の地、ヨルダンへと出発する。

 2連覇のかかる同大会へ向け、高倉監督は「やっぱり調子の良い選手を使っていくというのはあると思う。何人かすごく(調子が)上がってきている選手がいるので。核は決まっていますけど、あとは柔軟に試合ごとに対応していきたいと思っています」と話した。

 ガーナ戦で後半14分から途中出場し、約2年ぶりの代表戦出場を果たしたFW川澄奈穂美はガーナ戦について「ベンチで見ていて、裏をもう少しとりにいけるなと感じていたので、(途中出場後に)意識してやりました」と振り返った。正確なクロスで1アシストを記録するなど、実力をみせたが「もう少し(クロスの)精度を上げたい部分もあったので、改善していきたい」と反省も口にした。

 チームは昨年11月にヨルダン遠征を行い、アジア杯の予行練習も兼ねて同国代表と親善試合も行っている。その時の試合にも出場していたMF阪口夢穂はヨルダンについて「食事は意外とお口に合うものが多くて、いい国でした。(チームの雰囲気は)悪くないんじゃないですかね」と話した。