バヒド・ハリルホジッチ日本代表前監督(66)の代理人弁護士は21日、日本サッカー協会(JFA)を相手取り、名誉毀損(きそん)による慰謝料1円と謝罪広告の掲載などを求める訴訟を24日に東京地裁に起こすと明らかにした。

 弁護士によると、ハリルホジッチ氏は「日本が大好きなので、このまま終わりにすることはできない。裁判できちんと事実を明らかにしたい」と話しているという。

 JFAは4月7日付でハリルホジッチ氏を解任。「選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄れた」と理由を説明した。

 ハリルホジッチ氏は同月27日の記者会見で「問題はなかった」と反論。弁護士を通じて契約解除の経緯を説明するよう求め、今月17日に回答を受け取ったが、納得のいく内容ではなかったとして提訴を決めた。