12日の国際親善試合パナマ戦(デンカS)でA代表デビューを果たしたFW北川航也(清水=22)が、さらなる飛躍を誓った。一夜明けた13日は新潟市内で行われた練習に参加。ジョギングなどの軽めメニューで汗を流した。

パナマ戦では後半21分から出場。得点こそ奪えなかったものの、ロスタイムを含めた27分間で存在感を示した。「緊張はなかったし、自分のプレーはすんなりできた」。一夜明けの練習後に自らのデビュー戦を冷静に振り返ったが、FWとしての物足りなさも痛感したという。「ゴールが取れなかったし、結果を残し続けることに対してもっと欲は増してきた」

追加招集で合宿に参加して以降、クラブの大先輩でもあるFW岡崎慎司(32=レスター)と比較されることが多かった。もっとも、北川にとって「あこがれ」の選手であることには変わりはないが、超えなければいけない存在でもある。北川は「『岡崎さんのように』と言われないために、自分は自分の環境で結果を残していきたい」。

16日のウルグアイ戦(埼玉)でもベンチスタートが濃厚。それでも「ゴール前の迫力を求めてプレーしたい」と結果にこだわる姿勢を示した。