サッカー日本代表は17日、愛知・豊田市内で国際親善試合キルギス戦(20日、豊田スタジアム)へ向けた調整を行った。

大分で行った16日の親善試合ベネズエラ戦から一夜明け、チームはこの日午前に飛行機で愛知入り。午後からベネズエラ戦の先発組とサブ組に別れてそれぞれ調整メニューをこなした。

A代表初招集のDF山中亮輔(25)はキルギス戦での初出場を目指し「まずは試合に出たい。前の味方を追い越す動きだったり、他の選手との違いを出していかないといけない」と話した。

12日の大分での合宿初日から6日が経ち、「代表はシンプルに全てのところでレベルが高い」と感想を語った。練習ではワンタッチでのプレーを求められるなど「難しいことをやっていると思う」と話し「初めてなので、周りの選手が慣れているのかわからないですけど、そういうシチュエーションでもミスなくできるようにしたい」と代表生き残りへ、必死に食らいついている。

所属する横浜F・マリノスでは攻撃的な左サイドバックとして今季全試合に出場中。左足からの強烈なシュートが武器で、直接FKのキッカーを務めることもある。この日のシュート練習でも豪快にネットを揺らす場面があり、MF原口元気(27)らから驚きの声が上がっていた。狙うは代表定着。山中は「(試合に出たら)勝利に貢献していきたい」と静かにその時を待っている。