日本代表が今度はビデオ判定(ビデオアシスタントレフェリー=VAR)に救われた。

0-0の後半8分、MF堂安律(20=フローニンゲン)がペナルティーエリア内で倒されたが、主審の笛は鳴らなかった。だが、1分後の後半10分に主審がビデオ判定を選択。その結果、ベトナムDFのB・T・ズンが堂安の左足にかかり、PKの判定に。自身が獲得したPKを堂安が左足で右隅に決め、日本が先制に成功した。

アジア杯では準々決勝からVARが導入され、日本-ベトナムが第1号。前半24分、日本は左コーナーキックからMF柴崎岳(26=ヘタフェ)が蹴ったボールを、DF吉田麻也(30=サウサンプトン)が頭で押し込み、日本が先制したかに見えたが、ビデオ判定の結果、吉田がヘディング後、手にボールが当たっていたことが判明し、ハンドの判定でゴールが取り消されていた。VARで先制に失敗したが、VARで先制に成功することになった。