【アブダビ(UAE)1月31日】2月1日のカタールとのアジア杯決勝戦に向けた前日会見に森保一監督(50)が登壇した。

史上初の偉業達成が懸かっても、森保監督はいつもの森保監督だった。92年大会は選手で優勝を経験し、今大会は指揮官として決勝へ。両方の立場での優勝は初となるが「日本代表チームとして優勝をつかみ取りたい気持ちはありますけど、個人として優勝がどうこうには関心がありません」と私的な感情は排除した。

変わらぬスタンスで、就任後11戦連続で無敗を続けてきた。カタールとの大一番を前にしても「常に相手がどこであろうと考え方は同じ。敬意を払い、相手を知って、我々が持てる力を全て出す」とぶれはない。6戦全勝同士で迎える一戦。準決勝からの準備期間はカタールよりも1日多い中3日だが「もうひと踏ん張りできるようにいい準備をして、選手が思いきって力を出し切れるようにしていければなと思います」と、最善の準備をすることだけに集中。夕方から行った前日練習では決戦に向け、コンディションを整えた。