日本は善戦したが、PKの1点に泣いた。

アジア杯で台頭したDF冨安健洋(20=シントトロイデン)と、W杯ロシア大会の主力DF昌子源(26=トゥールーズ)は、初めてセンターバックのコンビを組んだ。前半はMFハメス・ロドリゲス、FWラダメル・ファルカオの2枚看板を封じ込めたが、後半相手のシステムが変わったところに対応しきれなかった。

冨安は「完全にお手上げ状態ではなかった、というふうには思います」と、崩された場面が少なかったことには胸を張った。それでも「試合の中で状況が変わるので、臨機応変にやる力をつけないと、と思います」と課題を挙げた。

昌子は「前半はすごく良い試合。前半を1-0で終えてたらたぶん完璧やったけど、そこで点が取れなかったのはチームとしてももう少し求めていきたいところ」と、相手ゴールを攻め立てながらも決めきることができなかった前半を悔やんだ。後半はFWドゥバン・サパタが入ったことで流れが変わり、後手に回った。「後ろに重たくなって、前から相手も来るようになって、パスが回らなくなって、はめられたところでの失点。そこをもう少し耐えられたら、チームとしては良かったのかな」と、踏ん張れなかったことを反省点とした。

また初めてコンビを組んだ冨安については、「彼は非常に良い選手。実際隣に来るとすごく感じた。1発目で非常に良い関係ができていたんじゃないか」と手応えを口にした。