ヴィッセル神戸がアウェーで名古屋グランパスを下し、2位に浮上した。

神戸は流れの中での攻撃には迫力を欠きながらも、セットプレーからの2ゴールで勝ち点3を積み上げた。

前半40分、右サイドからのFKからMF扇原貴宏(32)がファーサイドへ送り、FW武藤嘉紀(31)が頭で合わせた。これはGKランゲラック(35)にはじかれ、DFにヘディングクリアされたが、そのボールをMF山口蛍(33)が左足でダイレクトボレー。豪快にゴール左に突き刺した。

1点リードの後半9分にはクロスからFW永井謙佑(35)に決定的な右ボレーを打たれたが、GK前川黛也(29)がセーブ。名古屋に攻め込まれながらも耐え続けると、同36分には再びFKからゴールが生まれた。自陣で得たFKからロングボールを入れ、FW宮代大聖(23)、FW大迫勇也(33)が頭でつなぎ、最後はMF佐々木大樹(24)からの折り返しを受けた大迫が、右足でゴール右上に豪快に蹴り込んで勝利を引き寄せた。

先制点の山口は「連敗しないことだけを考えていた。(ボレーは)アップの時から確認していて、それがうまいこと当たって良かった。これに一喜一憂せず、中2日でホームで試合があるので、そこに向けてしっかり準備していきたい」。昨季から連敗がない神戸は、今季も敗戦の次の試合では3戦全勝と強さを発揮。次節に首位奪還を狙える位置にまで浮上した。

【動画】目の覚める蛍の一撃…セットプレーのこぼれ球を神戸山口蛍が左足一閃

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