東京FW田川亨介(20)が、5月のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)ポーランド大会に出場する日本代表に選出された。17年韓国大会にも飛び級で出場しており、2度目の舞台となる。

田川は選出を受けて「1番は、ほっとしたという気持ち」と率直な感想を口にした。今季鳥栖から移籍加入した東京ではリーグ戦でなかなか出番に恵まれていなかった。同世代の世界大会はアピールの場にもなる。「選ばれた責任はあると思いますし、プレーで引っ張っていけるようにしたい」と意気込みを語った。

17年韓国大会は決勝トーナメント1回戦で敗退。田川は4試合に出場し「スピードもパス回しの速さも違った。フィジカルのところで負けたところもあった」と差を痛感していた。2年が経過し「自信はこの前よりもある。1次リーグの相手も強いですが、まずは突破を目標にしたい」と話した。同じ1次リーグB組には南米予選王者のエクアドル、欧州予選2位のイタリアなど強豪がひしめく。

前回大会にともに飛び級で出場した同僚MF久保建英(17)は、6月の南米選手権を見据えて選出されず。田川は「チームの中心だったので抜けるのは…彼も出たかったと思いますし。その分も、しっかりやりたい」と、チームメートの思いも胸に飛躍を誓った。