日本代表が7日、さいたま市内でW杯カタール大会アジア2次予選のホーム開幕モンゴル戦(10日午後7時35分、埼玉スタジアム)に向けて始動した。

森保一監督は海外組10人と国内組3人を前に「まずはモンゴル戦に向けて勝負できるように、個人のベストとチームのベスト、今できるベストをつくっていこう」と訓示。代表の宿命でもある全体練習の少なさにも「与えられた環境の中、個人のフィジカルとメンタルのベストをつくることと、チームとして与えられた時間の中でベストなものをつくって試合に臨むということ、これは毎回選手に言っている。当たり前のことをしっかりやれるように」とイレブンに伝えた。

9月は国際親善試合パラグアイ戦の後、敵地ミャンマーで満足いく練習ができなかったこともあり、先発11人が変わらなかった。今回はモンゴル戦の後、アウェーに飛んでタジキスタンと対戦。バリエーションを広げる可能性について聞かれると「考えています。やるかどうかは別として選択肢はいろいろ考えている。自分自身もそうだし、コーチ陣とディスカッションもしている。コンディション等々を話し合いながら試合には向かっています」と説明した。

タレントがそろう2列目については「悩みますね」とうれしい悲鳴。中島、南野、堂安の「三銃士」が序列トップのイメージがある中で「変わっていない印象があるかと思いますけど、常にいろんなバリエーションを考えながらやっている」と固定は否定。「選手たちが所属チームでいいプレーをしてくれている、レベルの高いプレーをしてくれているので、いろんなことがオプションとして考えられる」と話した。

今月は不動の1トップ大迫が負傷で不在。代名詞の3バックなど、システム変更でカバーする考えはあるか質問されると「ミャンマー戦も実はやろうと思ってました」と明かし「そこはいろんなことをバリエーションとして考えながら、その時にできることを選択していきたい」。4バックを軸にしながらも、公式戦では初となる3バック導入の可能性に含みを持たせた。