東京オリンピック(五輪)世代のU-23(23歳以下)日本代表は同シリア代表に敗戦。9日の同サウジアラビア戦から2連敗となり、1次リーグ敗退が決まった。

敗戦後の森保一監督(51)の話は以下の通り。

森保監督 望んでいなかった結果になった。選手もスタッフも試合に勝つために最善の準備してくれた。たくさんの方々が応援してくれた中で期待に応えられず残念。1試合目の反省を生かして、選手たちもその気持ちをもって試合に入ってくれたと思うが、先制を許し、1戦目と同じような展開になった。後半に入り相手を仕留めるチャンスをつくりながら、形は違うが終了間際に失点するという部分。勝負の肝を若い選手たちはこの2試合を通して学んだと思います。

-ここでの敗退

森保監督 五輪に向けて今大会で目標としていた6試合ができて、選手がアジアの厳しい経験をもって成長してくれることがいちばん良かったと思う。その中で3試合しかできないのは残念。この痛すぎる思いをもって、また選手たちの成長につながってもらえればと思っている。

-敗退の要因は。チーム作りはこの先どう変化する

森保監督 選手の選考から、そして大会に向けての準備をしてきた中、結果に結びつけられなかったのは、自分の責任と思っている。最終的にどの選手が五輪の舞台でプレーするかは、ラージグループで見ているので、今回この大会に参加した選手、欧州の同等な力をもっている選手がいること、残りの時間で力を見極めて、この年代最強のチームを作るとともに、オーバーエージを含めてチームをどうしたら強くできるのか、考えていきたい。

-6人先発を変えた理由

森保監督 トレーニングで状態を見て、1戦目も他の選手含めて、試合に出るだけのパフォーマンスをしてくれているなというところで、見ていく中で、よりフレッシュな選手をこの試合にプレーしてもらうことで、チームとしてもパワーを上げていく狙い

-2失点ともカウンター。開始と終了という大事な部分でやられたが、選手の何が足りなかったか

森保監督 分析のところでも相手のカウンター、シンプルな攻撃はケアしなければいけない、というところだった。試合の終盤で相手がそこにパワーをかけてきたところで、試合の流れを見て、防ぐという判断をしっかりできるように、というところはあると思う。ただし、リスク管理のところだけ考えていると、我々が攻撃できない部分もある。後半に失点した場面は我々が攻め込んでいてシュートに結びつけられず、奪われてカウンターになった部分。守るというリスク管理ももちろん、攻めきるというのも攻撃の部分でクオリティーが必要だと思う。