東京五輪世代のU-23(23歳以下)日本代表が、12月に国内合宿を行うことが17日、分かった。

集める選手は国内組。12月19日に今季のJ1が終わるため、翌20日に集合する予定。合宿中に練習試合も行う。Jリーグ終了後も天皇杯が行われるが、タイトな日程の中で強化の機会を確保した。アジア・チャンピオンズリーグはカタールで集中開催されるため、出場する3クラブの選手は参加できない可能性がある。

五輪代表の核と期待されるMF久保、DF冨安ら複数の海外組は10、11月のA代表に招集され、両代表を兼任する森保監督のもとでプレーした。一方でU-23代表は国内組主体で臨んだ今年1月のU-23アジア選手権(タイ)で1次リーグ敗退を喫して以来、コロナ禍で活動できていなかった。日本協会の反町康治技術委員長は「Jリーグで頭角を現した選手もいる。現状把握したい。できれば今年中に」と語っていた。短い期間の活動になるが、戦術の再確認や落とし込みをする貴重な時間となる。

本大会の登録は18人。うち3人がオーバーエージ枠で、五輪世代に与えられる切符は15となる。A代表にも選出されている海外組が複数人いるため、国内組の五輪出場は狭き門となりそうだ。ただ森保監督は「今年のJリーグではかなりの選手がレベルアップしている」と話すなど、フラットな目線で選手を見る。選手にとっては数少ないアピールの場となる。