森保ジャパンはメキシコ(FIFAランク11位)に後半で2点を奪われ、今年最後の試合は黒星に終わった。

試合後にオンラインで取材対応した森保監督は「勝負強さで上回られた。決定力を身につけないといけないことを学んだ」と脱帽した。後半から押し込まれるシーンが増え、18分、23分と短い時間で失点した。

開始直後こそ相手のプレッシャーにさらされたが、徐々に流れを引き寄せ、複数回の得点機もあった。ただFW鈴木武蔵(ベールスホット)がGKとの1対1を止められるなど、決め切れなかった。「内容的には勝って終われるだけのチャンスを作れた。継続してより長い時間、多くのチャンスを作れるよう自信を持って続けて欲しい」と選手のプレーぶりを前向きに捉えた。

相手が激しいプレッシャーをかけてくることは事前に分析しており、ボールを失う場面も想定した上でボールをつないで攻撃を組み立てた。しかし、後半はメキシコがさらにギアを上げて球際に強く出てきたところでミスが増えた。

森保監督は「うまくいかない回数が多くなり、流れを持っていかれたところがある。相手が上げてきた中でもかいくぐっていけるように、予測と運動量を持ってポジションを取る、相手を外せるようにしないといけない」と話した。