オリンピック(五輪)イヤー最初の代表活動で、久保建英(19=ヘタフェ)と三笘薫(23=川崎フロンターレ)が共演するかもしれない。

日本代表と五輪世代のU-24日本代表を兼任する森保一監督(52)が16日にオンラインで取材に対応。今月下旬にA代表と同時に活動するU-24日本代表の招集について「基本的に五輪世代の選手は、(A代表ではなく)アルゼンチンとの試合にいってもらい、プレーしてもらうかなと思っている」と構想を語った。

五輪世代ではDF冨安健洋、MF堂安律ら、MF久保以外にも複数選手がA代表に定着している。中でも先発起用が有力視される選手はA代表に招集される方向だが、世界でもトップレベルにあるアルゼンチンとの2試合もまた貴重な強化の場。主力として長いプレー時間を確保できる意味でも、U-24日本代表に主力候補を集める価値は大きい。

Jリーグの五輪世代ではMF三笘が昨季に鮮烈なデビューを果たし、今季も好調を維持している。招集されれば、久保とのタッグが実現する可能性もある。「できるだけ多くの選手に試合を経験してほしい」と指揮官。残り半年を切った五輪本番に向け、主力と新戦力の融合もチーム強化のカギになる。【岡崎悠利】

○…国際親善試合としては10年ぶりとなる日韓戦を前に森保監督は「いろんな方が、普段の試合とは違う思いを持って見ることも理解して戦いたい」と気を引き締めた。またチーム編成については現段階で招集が難しい国もあるとし「国内で活躍している選手が多くメンバーに入ることは間違いない」とも。Jリーグでは38歳のC大阪FW大久保嘉人が5戦5発を記録するなど、好調を維持している。