ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選に臨む日本代表に招集されたFW大迫勇也(ブレーメン=31)が26日、オンライン取材に応じ、来季の希望として「しっかりFWで出られるところ」と掲げた。

所属のブレーメンは2部に降格し、大迫も24試合無得点で先発出場の機会も少なかった。今季を「なかなか歯がゆい時間というか。チームが負けている中でなかなか、出場時間が、スタートから出ることが少なかったので。そこは残念」と総括し、代表活動へ「今、しっかりリセットして。しっかりと切り替えないといけない」と意欲を見せた。

W杯カタール大会まで1年半。来季のプレー先に注目が集まる。希望を問われると「しっかりFWで出られる所。そこだけですね、自分が求める所は。FWとして1年間試合に出たいですし。やはり僕はそこで評価されるべき選手だと思うので。そこだけです」とキッパリ。DF酒井宏樹はJリーグ復帰が決定的だが、大迫は「まずはヨーロッパでFWで使ってくれるチームを探すことが第一。一番自信を持っているポジションなので。そこを目指していきたい」と欧州でのこだわりを口にした。

今回、A代表に招集されているFWは大迫と浅野拓磨(無所属=26)の2人だけ。森保一監督の期待を裏付けている。3月の代表活動も、所属チームで苦しい時間を過ごしている中でも、韓国戦で存在感を発揮した。大迫は「今に限らず、代表で主力として使ってもらっている時から変わりはない。責任感もありますし。何しろ、僕が一番前にいるので。みんなでしっかりとしたプレーを見せないといけない」。頼れるFWとして先頭でチームを引っ張る覚悟だ。