サッカー日本代表の森保一監督(52)が、3年前の日を思い返した。2日、オンライン取材に対応。3日は札幌ドームで、東京五輪本番で指揮を執るU-24日本代表との試合がある。

「過去18年9月に代表監督との初戦となるチリ戦が札幌で行われる予定でしたが、地震(北海道胆振東部地震)でできなくなりました。地震が起きた時から停電など生活の環境が変わる中、私たちは不自由なく生活させていただきました。宿泊していた施設は自家発電で、電気も使用できましたし、ご飯もいただけて、手厚く対応していただき、練習もさせていただきました。地震後のホテルの従業員の方はじめ、北海道民の皆さんに手厚くフォローしていただいたと思っていた」と語った。

そして続けた。「また札幌で試合をする機会があれば、感謝をしたいと思っていましたし、恩返しができればと思っていました。当時は地震があって、従業員も北海道の協会の皆さんもご家族や大切な人の心配をしないといけない中、不安な顔を見せずにサポートしていただき、そういうところをサッカーで返したいと思います。犠牲者の方も出られています、改めて、北海道の地でご冥福をお祈りし、被災された方の傷は癒えていないと思うので、励ましとなるような活動をしたい」。サッカーを通して、勇気や希望を届ける。