W杯予選を戦う日本代表と、東京五輪を控えるU-24日本代表の試合が実現した。

試合前の国歌斉唱は、両チーム同時に行った。君が代を歌い終えたA代表森保監督の目には涙が。前日会見では森保ジャパンの初陣(札幌ドーム)が中止となった18年9月の北海道胆振東部地震に触れ、「ホテルの中で何不自由なく過ごさせてもらった。地震後ホテルの従業員、北海道民のみなさんに手厚くサポートしてもらったことが心に残っていて、あらためて(札幌で)試合をする機会があれば、感謝を伝えたいと思っていた。多くの犠牲者も出ている。ご冥福をお祈りし、あらためてこの札幌の地で祈りをささげたい」と話していた。

あのとき以来の札幌での代表戦となるはずだった今回も、新型コロナの影響で予定していたジャマイカ戦が中止になっている。さまざまな思いが、涙になってあふれた。