なでしこジャパン(女子日本代表)がメキシコを5-1で下した。

東京オリンピック(五輪)メンバー発表前最後の試合。10日のウクライナ戦から先発6人が入れ替わり、その中の1人である籾木結花(25=レイン)が後半9分に4戦連発となるゴールを決めた。

FK獲得後、中島から素早く球を送られた岩渕がドリブル、そのマイナスのパスに籾木が走り込んでたたき込んだ。「岩渕さんも自分の動きを認識してくれていた。お互い理解した状態でボールを出してもらえた感覚」と振り返った。同4分に失点し、2-1と1点差に詰め寄られた後だけに効果的な得点だった。

4戦連発については「どれも難しいシュートではなかったかもしれないけど、簡単なことではなかった。五輪メンバーがこれから決まっていく中、4試合で得点できたのはよかったが、もっといろんな形で点が取れる選手になっていかないと」と語る。

自分の強みの1つに周囲を生かす力を挙げ、五輪メンバー生き残りへ「今日が最後じゃない。残り数日、与えられた時間でどれだけ周囲と連係を高められるか」と話していた。