サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリア戦(12日、埼玉)に臨む日本代表MF遠藤航(28=シュツットガルト)が10日、オンライン取材に応じた。

遠藤の一問一答は以下の通り。

-7日のサウジアラビア戦のボランチの手応えは?

遠藤 中盤マンツーマン気味でやるのは悪くなかったと思う。思ったより相手のウインガーが中に入っていたので、奪いどころが難しくなった。マンツーで付くのは前から行きたかったからで、拓実(南野)と拓磨(浅野)をもう少しセンターバックに行かせたかった。

-昨日の練習時にも議論したのか?

遠藤 どちらかというと今は、攻撃になったときにどんなポジショニングをとったほうがいいのか話している。

-試合後は、前に運ぶだけじゃなくてボールを落ち着かせることも必要だったと話していた。次戦はどうなるか?

遠藤 最終的には1人の判断になると思うけど、自分はボランチとして出ている。サウジ戦は相手にボールを持たれて、自分が受けられる回数も多くない中、縦の選択をけっこうしていたけど、そこで自分がバックパスや横パスを入れて落ち着かせられるかどうか。豪戦はどんな展開になるか分からないけど、今はアグレッシブにいく時間帯なのか、落ち着かせる時間帯なのか、そこの空気感はある程度自分は読めると思うので、プレーの判断を間違えないことが大事。

-やってきたことを続けるべきか、変えるべきか。迷いはあるか?

遠藤 個人的には(続けることに)迷いはない。大事なのは、オプションや考え方が1人1人ある中で、いかに共通意識をもてるか、同じタイミングで動けるか。ちょっとした立ち位置の話を昨日したので、次の試合ではもう少し出せると思う。今はみんながアイデアを出しながらオプションを増やしつつ、どれをやるか選んでいる段階。もっと良くなると思う。

-大迫を相手に研究されている感覚はあるか?

遠藤 警戒はされていると思うし、一番厳しく来られる部分。うまくサポートできるかが大事。僕も縦に(大迫にパスを)付けるタイミングが正しかったのか。「プレッシャーが来たからサコくん(大迫)任せたよ」ではサコくんも大変。大地(鎌田)や拓実がいい距離感にいるときに縦に付けるのがいい。サポートできる状態をいかに作れるかが大事。