U-22日本代表がFW藤尾翔太(20=水戸)の2発などでU-22香港代表に快勝し、来年6月のU-23アジア杯(ウズベキスタン)の出場を決めた。5バックで引いて守る相手に苦戦する中、180センチの藤尾のヘッドが相手ブロックを打ち破った。前半14分、左サイドのDF畑のクロスを頭で合わせ先制。後半4分にもセットプレーの流れから、DF佐古のクロスを頭で合わせた。26日のU-22カンボジア代表戦では後半40分「チームで一番点が取れて良かった」と振り返った。

C大阪ユースから昨年トップ昇格し、同9月の浦和戦でJ1デビューと初得点。今夏には出場機会を求め、水戸へ期限付き移籍した。16試合6得点と結果を残して臨んだ代表活動。「ゴールの感覚が身に付いて少ないチャンスでもしっかり結果を残せるようになった」と手応えを口にした。パリ五輪への生き残りは「ほかのFWよりもしっかり得点を取っていくこと」を掲げた。A代表のMF久保と同学年。「意識するところはある。パリ五輪に目線を向け、負けないようにA代表に入れれば」と志を口にした。【岩田千代巳】