千葉県内で合宿を行っている日本代表候補が21日、流通経大とのトレーニングマッチを行い、7-0で勝利した。

日本代表は前後半の45分でメンバーをほぼ入れ替える形で行い、DF長友佑都(東京)はスタメンで出場。1列前のMF相馬勇紀(名古屋)と息の合った連係を見せ、20分にはFW武藤嘉紀(神戸)の得点をアシストした。合宿を終え「激しいトレーニングもできた。試合でも刺激を入れてコンディションは思っていた以上に戻ってきた」と語った。

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22日にはW杯アジア最終予選の2試合(1月27日中国戦、2月1日サウジアラビア戦)に向けたメンバー発表がある。状態は上がってきたとしつつも「手応えはあるが、世界で戦う、最終予選を戦うにはすべてを伸ばさないといけないという危機感もあるのは事実」と話した。

森保一監督が掲げるのはW杯ベスト8。トレーニング中には、指揮官が練習を止めてより高い強度を選手に求める場面もあった。「日本の選手は小さいスペースでアジリティーを発揮するのは得意だが、コートが大きくなるにつれてそれが出せなくなるという課題がある」と世界の舞台での戦いを経験した上で自身の考えを語り「代表は世界のレベルに入ったときに、まだまだ脳も神経系も含めて(自分たちが)遅いと感じると思う。強度もまだまだ世界で勝っていくには足りない。自分も、もっと上げないといけない」と、最終予選の先にある目的地を見据えた。