中国(FIFAランキング74位)は、格上の日本(同26位)に完敗し、通算1勝2分け4敗でB組2位以内の可能性が消滅した。

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記者会見の李霄鵬監督は表情を変えずに「選手は全力を尽くした。今回の負けに責任を感じている」とコメント。試合前日に日本を「アジアNO・1」と評していた指揮官は「結果は正常な範囲。もし、中国に運があれば好機があったと思うし、日本にもう少し好機あれば、もっと点差が開いていた」と振り返った。

前半は自陣での守備に追われ、シュートは0本。1点を追う後半、球際でもやや勝負できるようになったと思われたが、同16分、伊東をマークできずに痛恨の2点目を許した。シュート数は結局、後半の2本だけ。決定的な攻撃の場面はほぼ皆無だった。

「やはり2失点目が大きな影響があった。時間帯を考えると、すごく我々のリズムを崩した」という李霄鵬監督は「(試合前は)日本のサイドが弱点と考えていたが、強いプレスがあって(攻めるのは)非常に困難だった」と脱帽した。

今後は3位に入り、アジアのプレーオフ進出が目標になった。指揮官は「すべての試合に全力で、200%の準備と努力で臨む」と言うしかなかった。