左サイドバックのスタメンを勝ち取る-。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ホームのサウジアラビア戦(2月1日、埼玉)を控える日本代表DF中山雄太(24=ズウォレ)が30日に取材に応じた。

中山は27日の中国戦で後半途中出場し、ピッチに立ってからわずか3分で、高精度の左クロスでFW伊東純也のヘッド弾をアシスト。長くDF長友佑都(東京)が君臨する左SBで存在感を発揮した。それでも本人は「(パスを)受けてから(クロスを)上げるまでもフリーだった。相手ルーズな守備によって時間があった」と、事もなげに振り返った。

中国戦での活躍によって先発待望論も高まる。最終予選では途中出場が続いているが、出場時間は増加している。「任された時間でしっかりと自分のタスクをこなす」とチームへの貢献を第一にしつつ、現状に満足はないといい「この状況に対しては、自分がもっとうまくなればスタメンになると思っている」とレベルアップを誓った。