U-19日本代表は、アフリカのコモロに0-0からのPK戦で0-3と敗れた。それでも勝ち点1を加え、2試合を終えて勝ち点4でC組首位を守った。

5月31日の第1戦アルジェリア戦(1-0勝ち)から先発5人を入れ替えた、メンバーはGK木村凌也、DF菊地脩太、中野伸哉、高橋センダゴルタ仁胡、工藤孝太、松田隼風、MF山根陸、中村仁郎、屋敷優成、福井太智、FW横山歩夢。バルセロナのカンテラ(育成組織)に所属する高橋が先発起用され、DF登録とは異なり、左MFでプレーした。

前半は、年代が上の相手に防戦一方だった。力のかかる踏み込みの深いピッチ。フィジカルとスピードで攻勢をかけられ、シュートを浴びた。アルジェリア戦で完封勝利に貢献したGK木村の好セーブなどでしのいだ。シュート数は日本の1本に対し、コモロは10本という劣勢だった。

後半も押し込まれる展開が続く中、日本も次第に空いてゴール前へ行く機会が増えた。後半19分には相手が跳ね返したボールを横山が右足ボレーで狙ったが、ゴール上へ外れた。同25分には山根に代えて、アルジェリア戦で決勝ゴールを決めたFW北野颯太を投入。後半36分には右サイドから縦へ抜け出した横山がシュートを放ったが、ゴール枠を右に外れた。

後半45分には北野がゴール前でボールを持ち込む場面があったが、相手の体を張った守りに封じられた。3分のロスタイムも好機をつくれず、0-0で終えた。

試合は延長戦がなくPK戦へ突入。そこで日本は1人目の宇野禅斗、2人目の二田理央、3人目の升掛友護がことごとく止められた。

なお日本ではなじみのない「コモロ」は、アフリカ大陸東部モザンビークの右隣、インド洋に浮かぶ3つの島からなる連邦制国家。面積は東京都より少し大きいほどで、人口約87万人ほど。FIFAランキングは128位となっている。

日本は6日の第3戦でコロンビアと対戦する。