パリオリンピック(五輪)を目指すU-21日本代表が、サウジアラビア相手にスコアレスドローとなった。

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前半からともにシュートを放ちながら好守備を見せ、スコアレスの緊迫した状態が続いた。

そんな中で後半31分、競り合いからFW藤尾翔太(21=徳島)の手が相手の顔に当たり、当初はイエローカード判定。しかしVARの結果レッドカードに変わり、日本は残り十数分を1人減った状態で戦うことになった。

数的不利ながら、試合終盤にもGK鈴木彩艶(19=浦和)が、ゴール左上への強烈なシュートを右手1本で防ぐなどファインセーブ。守り切り引き分けに持ち込んだ。

日本は3日の初戦UAE戦で、苦しみながらも2-1で勝利。この世代にとって初のAFC主催の公式大会で、貴重な経験を積んでいる。