32歳で日本代表初招集となったMF水沼宏太(横浜)が、元日本代表の父貴史氏(62)からのメッセージを胸に活躍を誓った。

東アジアE-1選手権に向けた初日17日の練習を前に、オンライン取材に対応。「久しぶりにこのエンブレムが入ったユニホームを着ると、やる気がどんどん出てくる」。U-23時代以来の代表ユニホームに袖を通し、気持ちを新たにした。

元日本代表の父貴史氏(62)と親子での日本代表。初選出が決まると、すぐに電話で報告した。「すごく喜んでくれました。これまで頑張ってきて良かったね、本当にこれからが大事だよと。そこは自分の考えと一緒だなと思いました」。もらったアドバイスはシンプル。「父は『いつも通り自分らしくやってきな』ということしか言わなかった。言われなくても自分でやろうと思っていたので(笑い)、いつも通りかなと思っています」。

努力を積み重ね、目指してきたスタートラインに立ち、父への思いもあらためてこみ上げてきた。「今まで支えてくれた父に感謝していますし、父を追い越すためにも高みを目指して、ギラギラした自分でやっていかないといけない」。

これまで5チームでプレーし、信条とするのはコミュニケーションとチームのために戦うこと。「寄せ集めかもしれないが、こういう時にすごく自分が力を発揮出来るんじゃないかと思っている。今回最年長ですけど、だからこそできることはたくさんあると思う」。献身的に、ひたむきに、チームの勝利のために戦うつもりだ。