22年ワールドカップ(W杯)カタール大会に参加する日本代表が、開催国カタール以外の31カ国の中で現地に一番乗りすることになった。

国際サッカー連盟(FIFA)と22年ワールドカップ(W杯)カタール大会組織委員会が17日にドーハで行った記者会見でも日本の“一番乗り”については言及されたが、森保一監督(54)とスタッフが7日に日本をたち、8日に現地に到着する見通しで、これが31カ国中、最も早いカタール入りとなるという。選手はその2日後にドーハへ入るもようだ。

ドーハでの会議ではW杯へ向けた現地での盛り上がりぶりも明らかになった。決勝までの全64試合のチケット売り上げは289万枚に達し、新たに3万室の宿泊施設がファンに提供できることも発表された。

FIFAのインファンティノ会長はビデオメッセージを寄せ「カタールが史上最高のW杯を提供できると、これまでも言ってきました。今日、この国を見回すと、最新鋭のスタジアム、トレーニングピッチ、地下鉄、広範囲のインフラとすべてが準備万全ですし、だれもが歓迎されます」などと話した。

国別のチケット購入数はカタール、米国、サウジアラビア、英国、メキシコ、UAE、アルゼンチン、フランス、ブラジル、ドイツが多かったという。

日本人のW杯チケット購入者はこれらの国には及ばないが、ビーチアクティビティーも楽しめるドーハの高級リゾート「バナナ・アイランド」には、日本人による大会期間中の予約が殺到しているという。