代役は誰だ-。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表に選出されたDF中山雄太(25=ハダースフィールド)が今季絶望の重傷を負ったことが3日、分かった。

同クラブは、アキレス腱(けん)を負傷し、手術が必要となり、今季絶望。W杯出場は不可能になったと発表した。

今後注目されるのは代替選手となる。

左サイドバックの1番手が離脱。候補の1人に旗手怜央(24=セルティック)が挙がる。セルティックでは中盤でプレーしているが、東京五輪では左SBでもプレー。森保ジャパンの戦い方は理解できている。ボランチもこなせ、負傷から回復がぎりぎりになりそうなMF田中碧(デュッセルドルフ)のフォローもできる存在だ。

左SBは長友佑都(東京)のほか、伊藤洋輝(シュツットガルト)も、本職はCBながらカバーできる。

大会前最後の活動だったドイツ遠征に招集された選手でいくと、試合の出場機会はなかったが瀬古歩夢(グラスホッパー)もいる。CBの選手。伊藤を左SBに回してCBを補強という考え方もある。

過去に招集歴のある選手では森保監督の教え子でもある佐々木翔(広島)、東京五輪世代の菅原由勢(AZ)などもいる。

最終ラインの強度を保つことが最優先と思われるが、DFを1人減らし、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)など中盤で役割の多い選手を追加するのも選択肢の1つにはなる。最近はベテラン長友佑都からレギュラーを奪い、左サイドバックに定着していた中山の欠場。代役選びは悩ましい。