新生森保ジャパンが24日、船出した。

森保一監督と前田新コーチに、続投した斉藤コーチらが午前中に千葉県内に集まった。一部で体調不良と報じられた名波コーチは、オンラインで参加したとみられる。名波コーチを除くコーチングスタッフ5人は一緒にランチをして初めてスタッフ会議を開いた。今後の視察日程の調整やチームコンセプトなどを確認したようだ。

森保監督は、今週中に渡欧して新戦力の視察とワールドカップ(W杯)カタール大会メンバーとの面談などを予定しており、2月中旬に帰国する方向。また名波コーチら複数のスタッフは2月11日の富士フイルム・スーパーカップ(横浜-J2甲府、国立)を視察するとみられる。

昨年末、続投会見で森保監督は日本協会のオファーを受けた理由に「カタールW杯で悔しい思いをして終わったこと」と、健闘しながらも目標の8強に届かなかったことを挙げた。世代交代とともに、堅守速攻から主導権を握る選手を加えることも期待されている。

森保監督がこの時期に欧州視察できるのは、名波コーチらスタッフへの信頼があってこそ。新しい景色へ。森保ジャパンの長旅がいよいよ始まった。