サッカーU-20日本代表が、3大会連続11度目となるU-20ワールドカップ(W杯)出場を決めた。同ヨルダン代表に2-0で勝利し、4強入りを果たした。今大会は上位4カ国に、今年5~6月にインドネシアで開催されるW杯出場権が与えられる。

前半は4試合連続スタメンとなったキャプテンのMF松木玖生(19=東京)らを中心にチャンスをつくるも、0-0でハーフタイムに入った。後半9分、ショートカウンターからFW北野颯太(18=C大阪)がドリブルで深くまで侵入するとマイナスの折り返し。最後は中央に来たFW坂本一彩(19=岡山)が落ち着いて右足で合わせた。

さらに後半25分。北野が敵陣左深くで相手をかわしてシュート。そのこぼれ球に詰めていた途中出場のFW熊田直紀(18=東京)が、ヘディングで押し込み今大会自身4ゴール目でリードを広げた。

1次リーグD組だった日本は3連勝で決勝トーナメントに進出。初戦の3日に行われた中国戦では、前半6分にオウンゴールで先制を許すも、後半に入り途中出場のFW熊田の2ゴールで逆転勝ちした。

6日キルギス戦ではMF佐野航大(19=岡山)、熊田、FW坂本一彩(19=岡山)がそれぞれゴールを決めて3-0で快勝。9日サウジアラビア戦は、前半15分に松木が先制ゴールを決めると、1-1となった後半33分に再び松木がゴールネットを揺らして勝ち越しに成功した。

日本は、U-20W杯出場権獲得という1つ目の目標を達成。次に目指すのはもちろんアジアの頂点だ。中2日で15日の準決勝イラク戦(日本時間午後7時)に臨む。