ベルギーで活躍中の橋岡大樹(23=シントトロイデン)が大先輩の言葉を胸に、右サイドバックの定位置をつかみ取る覚悟を語った。

20日、千葉市内で日本代表合宿がスタート。橋岡はクラブの同僚、岡崎慎司から「思い切り、考え過ぎず、自分のプレーをしてくれればいい」と言葉をかけられて代表に合流。また元同僚で、C大阪へ復帰した香川真司からは「チャンスだから頑張ってこい」と言われたという。

練習後に「3年半後に自分があそこ(W杯)に立ってるというのをイメージしながら日々の練習もしないといけない」と次回W杯本大会出場を熱望した。

橋岡は今季、所属クラブでは出場29試合中、28試合で先発。しかもスタメンで出た試合で途中交代したのはわずかに2度だけと、完全にレギュラーとして固定されている。

今度は代表でそういった存在になるのが目標だ。22年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会はベルギーの自宅で観戦し「自分もここに立ちたかったというのがあった」という。それだけに次回大会へかける意気込みは強い。

同じポジションにはオランダ1部AZアルクマールで右サイドの絶対的な存在になりつつある菅原由勢らライバルがひしめく。

それでも「周りを気にするよりもまずは自分のプレーに集中するのが大事。自分が今できることを100%出し切って、練習からアピールして、試合に出た時にしっかり自分のプレーができればいいと思う」という。

「酒井(宏樹)選手が今まで(代表で)スタメンを張っていて。自分の中で超えないといけない存在だと思っている」

「そこに負けないくらい頑張らないといけないのと同時に、酒井選手も先日、記事になってましたけど『いいかげん、サイドバックで良い若手の選手が出てきてほしい』と言っていた。日本代表をもっと強くする上で、そこは本当に大事。その1人に自分がなれればいいなと思ってます」

実力を発揮し、代表の世代交代を推し進めていく意気込みだ。