サッカー日本代表の森保一監督(54)が27日、28日の国際親善試合キリンチャレンジ杯コロンビア戦(ヨドコウ)でMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)を先発では起用しない考えを明かした。

同戦の前日記者会見に出席。久保は帰国後に新型コロナウイルスの検査で24日まで陰性が確認できず、個別で調整を続けた。同日の国際親善試合キリンチャレンジ杯ウルグアイ戦翌日の25日から全体練習に合流。久保自身は「コンディションはトップ3に入る」と話すなどプレーに意欲を示していた。

指揮官は「本人はやる気満々だと思います」と笑みも浮かべながら久保のエネルギッシュな姿を喜びつつも「練習としては(すべてのメニューを完全には)できていないので、先発は難しいと思う」と言及。「途中出場についてもフィジカルコーチとも話して決めたい」と続けた。

久保は今季、所属するレアル・ソシエダードでキャリアハイとなるリーグ戦5ゴールを記録するなど絶好調。指揮官は代表活動と同様にクラブでのパフォーマンスも重視するため、コンディションが万全にならない限り起用には慎重な姿勢を見せている。