女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、中立地で北朝鮮(同9位)と0-0で引き分けた。パリ五輪(オリンピック)出場権を懸け、ホームアンドアウェーの2戦合計で争う第1戦。強い日差しの中、運命の2連戦が始まったが、フィジカルで押し込んでくる難敵に苦戦し、シュートわずか3本に終わった。

自身も後半途中に交代するなど、精彩を欠いたボランチ熊谷紗希主将(33)の一問一答は次の通り。

--振り返って

暑さもあった中、もちろん、この第1戦、勝ってホームに向かいたかったですけど、まあ0-0という形で終わって、もうホームで勝つことだけ考えて、いい準備したいなと思っています。

--相手に押し込まれる場面もあった

なかなか自分たちがボールにプレッシャーをかけることができなくなって、なかなか守備でしっかりマッチアップできなかった中、ロングボールの中、最終ラインもちょっと上げるのが遅くなってしまった形で。そこはしっかり反省しないといけないところですし、前半と後半で、相手がしっかりこう対応しながら、戦い方を、まあ大きくは変えていないと思いますけど、私たちの動きを見て戦ってくるようになってたので、そこはやっぱもう1ギア上げて、自分たちが前からいけるようにしていかなきゃいけないなと思います。

--攻撃の課題はどこに感じているか

やっぱり、自分たちのシュート数っていうのは、かなり少なかったと思いますし、やっぱり自分たちで進入する、相手のゴールを脅かす怖さはあまり出せなかったので。もう1つ、自分たちが前でプレーできるように、そういったことを第2戦に向けて、しっかりと準備してきたいなと思います。

--第2戦、ホーム国立です

はい、もう本当に勝つしかない戦いなので。ホームでできることをしっかりアドバンテージにしながら、勝つことだけ考えて、日本の皆さんと一緒にパリへの切符を取れるように、しっかり頑張っていきたいなと思っています。

第2戦は28日に国立競技場で。2戦合計の勝者がパリ五輪切符を獲得する。花の都へ行けるか否か、次は予想最低気温3度の東京で午後6時34分、しびれる展開の中、難敵を迎え撃つ。

なでしこ、スコアレスドロー 異例サウジで北朝鮮戦 パリ五輪アジア最終予選/ライブ詳細