FIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦(21日・国立、26日・平壌)に臨む日本代表合宿が18日、千葉県内でスタートした。DF板倉滉(27=ボルシアMG)が、たくましくなって戻ってきた。

AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会のイラン戦では、自身が土壇場で相手にPKを献上し、8強で敗退。試合後、自身の責任を口にしたが、今はしっかりと切り替え「前進」を強調した。

「みんなに申し訳ないという思いは常に持ってますけど、毎日、次の日が来るわけで。前に進まないと行けないし、これから、あの経験があってよかった、と言えるキャリアを歩んでいきたいと思った。切り替えはすぐにできた」。ドイツに戻り、すぐに試合に出場したことも奏功した。

森保ジャパンの目標は「W杯優勝」だ。W杯の前にアジアの厳しい戦いが待ち受ける。「見ている人はアジア杯の結果で不安に思うのは当然。でも、みんなの自チームでの活躍を見ても前進しているし、危機感を持って戦っていると伝わってくる」とし「ここから前に進むだけ。結果で証明して盛り上がる流れをつくっていきたい」と北朝鮮戦を見据えた。