U-23(23歳以下)日本代表は19日、たけびしスタジアム京都で、U-23マリ戦(22日・京都)、同ウクライナ戦(25日、北九州)に向けて、合宿2日目の練習を行った。

2組に分かれてパス&コントロールや8対4のボール回し、7対7+GKのミニゲームなどをこなした。

軽めのメニューをこなす組だった京都サンガMF川崎颯太(22)は「このメンバーに入れることに喜びを感じながらも、ここにいるだけじゃだめだと思うし、パリでメダルを取ることに向けて、自分が存在感を出していきたい」と今回の活動への意気込みを語った。

4月からカタールで行われるパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ前の最後の活動となる今回は、メンバー争いに向けての重要な場にもなる。

アンカーでの定位置を狙う川崎は「中盤の底でボールを回してリズムを作りながらも、自分の特長である相手の起点をつぶして、攻撃につなげるところも見せていきたい」。22日のマリ戦は、京都のホームであるサンガスタジアムで行われる。「間違いなく自分としてはアドバンテージだし、慣れたピッチでできるので、みんな以上のパフォーマンスを出さなきゃいけない。責任持った堂々としたプレーを見せたい」。17日に横浜F・マリノス戦を戦ったばかりの本拠地での試合は、絶好のアピールチャンスとなる。

20日には自身が通う立命館大の卒業式が行われる。代表活動中で出席はかなわないが、川崎は大学生活を振り返って「4年間通わせてくれた親には感謝しているし、通って良かったと思う」と笑顔で話した。仲間と会えなくなる寂しさを感じながらも「友達もみんな就職とか新たな活動になるので、自分も新たな覚悟を見せたい」と宣言。節目のタイミングで迎える京都での試合で、川崎がその存在感を見せつける。【永田淳】