サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選に臨む日本代表は19日、千葉県内で合宿を一部公開し、DF橋岡大樹(24=ルートン)がプレミアリーグでつかんだ手応えを語った。

1月にベルギー1部シントトロイデンからルートンに加入。日本人選手にとっては敷居が高いぷれみあリーガーの名刺を手にした。アジアカップは未招集だったが、満を持して代表に復帰。「(プレミアリーグに)行けたのはうれしいですけど、行って満足している選手にはなりたくない。活躍したい。まずは試合に出ること、スタメンを取ること」と意欲的に語った。

公式戦デビューとなったのが2月27日のFA杯5回戦のマンチェスター・シティー戦。途中出場したが、試合は2-6と大敗を喫した。続く2日のアストンビラ戦(2-3負け)でも途中出場し、リーグデビューも果たした。日本人選手としては13人目となった。その後も出場を重ね、13日のボーンマス戦(3-4負け)では3バックの左で先発出場も遂げた。

プレミアリーグについて「球際やインテンシティーの強さはベルギーと違う。攻守において休む時間がない。90分タフなリーグ。デビュー戦がシティーだったし、世界最高のクラブとの対戦は刺激になった。ここでやっていかないといけない、というのやっていけるという自信もつけた」と目を輝かせた。

持ち前の対人の強さはプレミアリーグでも通用すると実感した。そして世界最高峰を知る男として、今度は日本代表としてチームを勝利に導くことを誓う。

サイドバックのイメージが強いが、クラブでは3バックでプレーしており「どこのポジションでも高いクオリティーでやれる選手になりたい。対人の強さはどこでも生きる」。キャラクター的にも闘争心あふれる選手。37歳の長友佑都がチームの元気印として引っ張る中で「長友さんに負けていられない。闘争心、自分の熱さも見せていきたい」と陽キャラも全開。心身ともにグレードアップした姿を披露する構えだ。